「じょうよう」は「常用」「乗用」がありますが、意味はそれぞれ異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味に気をつけて使えるようにしましょう。ここでは、「常用」「乗用」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「常用」と「乗用」の違い
常用(じょうよう)
意味:日常使用すること。
「常用」はその他にかなりの日数に渡って使い続けることにも使います。
乗用(じょうよう)
意味:人が乗るために用いること。
じょうようしているスマホは常用が正しい
「じょうようしているスマホ」は日常使用するスマホのことなので、ここでは「常用」が正解です。
「常用」の例文
例文1:いつも睡眠薬を常用しないと眠れない。
「睡眠薬をじょうようする」は睡眠薬をかなりの日数に渡って使い続けることなので、ここでは「常用」を使います。
例文2:これは父が常用している机です。
「父がじょうようしている机」は父が日常使用している机のことなので、ここでは「常用」を使います。
「乗用」の例文
例文1:乗用車には安全のためにも国産車を選ぶようにしている。
「じょうよう車」は人が乗るために用いる車なので、ここでは「乗用」を使います。
例文2:仕事で乗用している車は小回りのきく軽自動車です。
「じょうようしている車」は人が乗るために用いる車なので、ここでは「乗用」を使います。
論文・小論文で「常用」と「乗用」を使い分ける視点
「じょうよう」は「常用」「乗用」がありますが、それぞれの意味は大きく異なります。「常用」は日常使用、「乗用」は乗るための車です。論文・小論文では区別して使えるようにしておきましょう。