国際線のうんこう状況 「運航」「運行」正しい漢字はどっち?

「うんこう」という漢字には、「運航」「運行」がありますが、どちらも交通機関が定まった路線を走ることを意味します。ですが、どんな場合にどの漢字をあてはめたらいいのかということは意外と知られていないもの。ここでは、「運航」「運行」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「運航」と「運行」の違い

運航(うんこう)
意味:(船・飛行機が)航路を進むこと。
「運航」は船舶や飛行機など陸上以外の交通機関に限定されます。
運行(うんこう)
意味:(列車・バスなどが)路線を走ること。
「運行」は主に陸上の交通機関が定まった路線を走ることを意味します。そのほかにも、天体が決まった軌道上で動くことにも使われます。

国際線のうんこう状況は運航が正しい

「国際線のうんこう状況」は国内線の飛行機の航路の状況のことなので、ここでは「運航」を使います。

「運航」の例文

例文1:沖縄旅行は年々人気が高まり、とうとう直行便が運航されるようになったようだ。

「直行便がうんこう」は直行便である飛行機の航路のことなので、ここでは「運航」を使います。

例文2:台風の情報があったため心配していたが、フェリーの運航は予定通りだった。

「フェリーのうんこう」はフェリーの航路のことなので、ここでは「運航」を使います。

「運行」の例文

例文1:この地区ではバスが日に15本運行されている。

「バスのうんこう」とバスの路線を走ることなので、ここでは「運行」を使います。

例文2:それぞれの星の運行リストをチェックすることで、星占いは成り立っている。

「星のうんこうリスト」は星が決まった軌道上で動くリストのことなので、ここでは「運行」を使います。

論文・小論文で「運航」「運行」を使い分ける視点

「うんこう」は交通機関が定まった路線を走ることをいいますが、対象が何かということでそれぞれの漢字が違ってきます。「運航」は船・飛行機、「運行」は列車・バス・天体に分けることができます。論文・小論文ではそれぞれの違いを把握して、適切なものを書くようにしましょう。

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