文明かいか 「開花」「開化」正しい漢字はどっち?

「かいか」は「開花」「開化」がありますが、似ているようで二つの意味はずいぶんと違います。論文・小論文では間違えないように使えるようにしましょう。ここでは「開花」「開化」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「開花」と「開化」の違い

開花(かいか)
意味:花が咲く、成果が実る。
開化(かいか)
意味:文化が開ける。
「開化」は人間の知識が開け文化が進歩することを言います。また、西洋の風俗や知識を身につけていることを気取ったハイカラを装うことにも使うこともあります。

文明かいかは開化が正しい

「文明かいか」は文明が開けることなので、ここでは「開化」が正解です。

「開花」の例文

例文1:川沿いの桜が一斉に開花して今が一番の見頃だ。

「桜がかいかする」は桜が咲くことなので、ここでは「開花」を使います。

例文2:日頃の英語の学習が開花して、外国人ともスムーズに会話できた。

「学習がかいかする」は学習の成果が実るということなので、ここでは「開花」を使います。

「開化」の例文

例文1:ルネサンスは文明が開化して、たくさんの貴重な遺産が今に受け継がれている。

「文明がかいかする」は文明が開けることなので、ここでは「開化」を使います。

例文2:明治維新後は文明開化で急激に西洋文化が流入した。

「文明かいか」は文明が開けることなので、ここでは「開化」を使います。

論文・小論文で「開花」と「開化」を使い分ける視点

「かいか」は「開花」「開化」がありますが、「開花」は花が咲く・成果が実る、「開化」は文化が開けるという意味になります。論文・小論文では間違えやすい漢字でもあるので、きちんと覚えておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました