守りにしゅうしした 「終始」「終止」正しい漢字はどっち?

「しゅうし」という漢字は「終始」「終止」がありますが、それぞれどんな時に使えばいいのでしょうか?論文・小論文では使い方が分からなければ上手に文章にすることができないので、しっかりと理解して使えるようにしておきましょう。ここでは、「終始」「終止」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「終始」と「終止」の違い

終始(しゅうし)
意味:始めから終わりまで。全部。
終始は「終始する」という動詞としても使われます。
終止(しゅうし)
意味:物事が終わること。終わり。しまい。

守りにしゅうししたは終始が正しい

「守りにしゅうしした」は始めから終わりまでずっと守りに徹したという意味なので、ここでは「終始」が正解です。

「終始」の例文

例文1:去年は低調な試合に終始したので、今年はもっと興奮できるような試合にしていきたい。

「低調な試合にしゅうしする」は始めから終わりまで低調な試合だったということなので、ここでは「終始」を使います。

例文2:隣の家は終始きちんとしていて、いまだに早朝の掃除を欠かしたのを見たことがない。

「しゅうしきちんとする」はいつも全部きちんとするという意味なので、ここでは「終始」を使います。

「終止」の例文

例文1:二人の関係がずっと中途半端なままなら、そろそろ終止符を打った方がいいのかもしれない。

「しゅうし符を打つ」は終わりをを迎えるという意味なので、ここでは「終止」を使います。

例文2:文が終わりを表す時は終止形になる。

「しゅうし形」は終わりの形を意味しているので、ここでは「終止」を使います。

論文・小論文で「終始」と「終止」を使い分ける視点

「しゅうし」という漢字は「終始」「終止」の2つがありますが、「終始」は始めから最後まで、「終止」は終わりのことを意味します。それぞれ意味が全く違うので、論文・小論文では間違えないように書けるようにしましょう。

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