今年の冬はあたたかい「暖かい」「温かい」のどちらが正しい?

「暖かい」「温かい」はどちらも同じような意味に捉えられがちな言葉です。論文・小論文で「あたたかい」という表現を使う時にどちらを使えばいいか迷うことも多いでしょう。そんなシーンでも迷わなくて済むようにまずはそれぞれの意味の違いを捉えて、使い分けられるようにしておくといいですね。ここでは「暖かい」「温かい」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「暖かい」と「温かい」の違い

暖かい(あたたかい)
意味:季節や外気など広い範囲の温度が寒すぎもせず暑すぎもしない様を表します。
エアコンなどの暖房器具や服など身を包むものも「暖かい」という表現を用いるので、身の回りを暖かさが包んでいるかどうかを基準に捉えるといいでしょう。色などは身を包むものではないですが「暖かい」の表現を用います。
温かい(あたたかい)
意味:モノや局所など狭い範囲の温度が冷たすぎもせず熱すぎもしない様を表します。
手に触れるものや食べ物、飲料などは「温かい」という表現を用います。それ以外では人の気持ちなど抽象的な事象も「温かい」と表現します。お風呂などは身を包むものなので「暖かい」かなと思いますが「温かい」の表現を用います。

今年の冬はあたたかいは「暖かい」が正しい

「今年の冬はあたたかい」の今年の冬は広い範囲を示すので「今年の冬は暖かい」が正しいです。暖冬という言葉もありますよね。季節に関する場合は暖かいという表現を用いましょう。

「暖かい」の例文

例文1 両親から暖かいセーターを買ってもらった。

セーターなどは「モノ」になるので「温かい」の方を考えてしまうかもしれませんが、そういう時はセーターが上半身を包んで暖かさをキープする様を思い浮かべてみましょう。自分自身の周囲を暖めている様子から「温かい」を連想しましょう。ユニクロのインナーに「極暖」という名前の商品がありますよね。衣類には「暖かい」を用います。

例文2 エアコンの温度を上げて部屋の温度を暖かくしてみた。

これも部屋の温度という自分の周囲(空間)を暖めているので「暖める」が妥当となります。エアコンなどは冷暖房器具というジャンルで括れますよね。暖気をもたらしてくれる機械なので「暖かさ」をもたらしてくれるというわけです。

「温かい」の例文

例文1 お風呂がちょうどいい温かさになっていた。

身を包むものの多くは「暖かい」で表現されますが、お風呂は違っていて「温かい」という表現になります。温かなスープなど水分は「温かい」という表現がされますが、その延長でお風呂のお湯も「温かい」と表現します。

例文2 沿道から温かい声援が送られた。

人の気持ちなどは抽象的ですよね。外気でもモノでもないので判断基準が効きません。声援は人の気持ちを声にして届けたいという行為と捉えましょう。このような人の気持ち、愛、心などのあたたかさは「温かい」で表現しておきましょう。

論文・小論文で「暖かい」と「温かい」を使い分ける視点

試験会場などで小論文をサラサラと書く時に「暖かい」と「温かい」などの使い分けをサラッと判断できるといいですね。基本的には自分自身の周囲を暖めている様子を「温かい」、手に触れるものや食べ物、飲料、そして人の気持ちなどを「温かい」と覚えておくといいでしょう。

 

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