こうせいして人生をやり直す「更正」「更生」正しい漢字はどっち?

「更正」と「更生」は文字も意味もよく似ていて、間違いやすい漢字でもあります。論文・小論文ではそれぞれの違いをしっかりと区別して使えるようにしておきましょう。ここでは、「更正」「更生」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「更正」と「更生」の違い

更正(こうせい)
意味:誤りを正す。
「更正」は、税の申告や登記などに誤りや不備があった場合に、当局がその誤りを正すことです。税務用語で使われることが多く、税の申告に誤りや不備があった場合に、税務当局がその誤りを正すときに使います。
更生(こうせい)
意味:立ち直る。
「更生」は、もともと生きかえる、よみがえるという意味で、蘇生や再生を意味します。そこから、好ましくない精神状態や生活態度をあらためて立ち直るといった意味に使われるようになりました。

こうせいして人生をやり直すは更正が正しい

「こうせいして人生をやり直す」は好ましくない精神状態や生活態度をあらためて立ち直ることなので、ここでは「更正」を使います。

「更正」の例文

例文1:間違った記載が見つかったので更正登記の申請を行った。

「こうせい登記」は事実とは異なる内容が誤って登記されている場合に、それを正しい内容に訂正する登記のことで、商業登記法で定められているものです。そのため、ここでは「更正」を使います。

例文2:納税者が申告書の修正申告に応じなかった場合、国税局の更正処分が下されます。

「こうせい処分」とは納税者の提出した申告書の内容に誤りがあると判断されたものの、その修正申告に応じなかった場合、税務署が納税額の修正もしくは決定をする手続きのことをいいます。そのため、ここでは「更正」を使います。

「更生」の例文

例文1:人生に悔いているなら、更生して再出発するのは今からでも遅くはない。

「こうせいして再出発する」は立ち直って再出発するという意味なので、ここでは「更生」を使います。

例文2:伝統の途絶えた絹織物の更生を目的として新しい作業場を設けた。

「絹織物のこうせい」は絹織物という産業を生き返らせるという意味なので、ここでは「更生」を使います。

論文・小論文で「更正」と「更生」を使い分ける視点

「更正」は誤りを正す、「更生」は立ち直るという意味に使います。「更正」は専門用語で使うことがほとんどとなるため、論文・小論文ではその点を注意して使い分けていくといいでしょう。

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