「鬼が出るか蛇が出るか」の意味と例文

「鬼が出るか蛇が出るか」は日常ではたまに耳にする慣用句ですが、文を書くときにはどのように使えばいいでしょうか?ここでは「鬼が出るか蛇が出るか」の意味と例文を紹介していきます。

「鬼が出るか蛇が出るか」の読み方

読み方:おにがでるかじゃがでるか
「鬼が出るか蛇が出るか」の「鬼」は「き」ではなく「おに」と読みます。また「蛇」は「へび」ではなく「じゃ」と読みます。「鬼が出るか蛇が出るか」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「鬼が出るか蛇が出るか」の意味

意味:今後どんな運命が待ち構えているのかが予測できない様子
「鬼が出るか蛇が出るか」の由来はからくり人形を操る傀儡師が箱から人形が飛び出す前に言ったセリフから来ていると言われています。傀儡師は「鬼が出るか蛇が出るか」というきめセリフを言って観客の注目を集めたといいます。そこから「「鬼が出るか蛇が出るか」は前途は予測しがたいという意味になったと言われています。 ここでの「鬼」は災いや悪い事を意味しますが、ここでの「蛇」は仏を指していて、幸福や良い事を意味します。

「鬼が出るか蛇が出るか」の例文

例文1:このあとのFRBの発表では鬼が出るか蛇が出るかまるでわからない。
例文2:鬼が出るか蛇が出るかわからないが、難民キャンプで暮らしていくことを決めた。
例文3:銀行からの融資を受けて会社を延命したところで、この先鬼が出るか蛇が出るかまったくわからないよ
例文4:鬼が出るか蛇が出るか、一か八かでエイリアンの巣窟に突入する。
例文5:鬼が出るか蛇が出るかわからないから人生は面白いんだよ。

「鬼が出るか蛇が出るか」をうまく用いる

「鬼が出るか蛇が出るか」はたまに耳にする慣用句ですが使いこなすのには敷居が高そうですね。論文・小論文では正しく理解して使えるようにしておきましょう。