「無理が通れば道理引っ込む」の意味 「無理が通れば道理が引っ込む」などの例文

「無理が通れば道理引っ込む」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「無理が通れば道理引っ込む」の意味や「無理が通れば道理が引っ込む」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「無理が通れば道理引っ込む」の読み方

読み方:むりがとおればどうりひっこむ
「無理が通れば道理引っ込む」の「道理」は「どうり」と読みます。「無理が通れば道理引っ込む」は「無理が通れば道理が引っ込む」などのバリエーションがあります。

「無理が通れば道理引っ込む」の意味

意味:理屈に合わないことが世の中で行われるようになると、理屈にあった正しいことは逆に行われなくなること
「無理が通れば道理引っ込む」は江戸いろはかるたに由来すると言われています。もとの絵札には脅しをかける奴の姿が描かれていて、ここから強い者が暴力をふるえば、弱い者はなすすべがなく、道理にかなわない不正が通用するようになれば、正しいことは行われなくなるということを意味するようになったと言われています。また、道理が正しくても、相手に聞きいられないなら無理に通さないほうが安全だという意味にも使われています。

「無理が通れば道理引っ込む」の例文

例文1:グレーな会社との取引は無理が通れば道理引っ込むということになりかねない。
例文2:弱者が力を持てばベーシックインカムを求めるようになる。だが、その際の財源は富裕層が賄えばいいだなんて無理が通れば道理引っ込む考えだ。
例文3:お金のばらまきは無理が通れば道理引っ込むで働かないで支援金をもらう人が増えたという。
例文4:格差是正を強くやりすぎると、無理が通れば道理引っ込むで誰も教育にお金をかけようと思わなくなる。
例文5:どんなことでもお客様は神様という扱いをしていれば、無理が通れば道理引っ込むで相手の言いなりにばかりなってしまう。

「無理が通れば道理引っ込む」をうまく用いる

「無理が通れば道理引っ込む」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。