「袋の鼠」の意味と例文

「袋の鼠」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「袋の鼠」の意味と例文を紹介していきます。

「袋の鼠」の読み方

読み方:ふくろのねずみ
「袋の鼠」の「袋」は「たい」ではなく「ふくろ」と読みます。また「鼠」は「そ」ではなく「ねずみ」と読みます。「袋の鼠」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「袋の鼠」の意味

意味:逃げ場がなくて逃げられない状態のこと
「袋の鼠」の由来は日本の江戸時代の浄瑠璃作『浦島年代記』の一文「大将平馬は此社壇に袋の鼠ただ取こと」にあると言われています。

「袋の鼠」の例文

例文1:警察全員で総動員して犯人を袋の鼠にしてやる。
例文2:受験勉強に追い込まれて袋の鼠になってしまい、精神的に追い詰められてしまった。
例文3:両親からも先生からも色々と言われてまさに袋の鼠だ。
例文4:家庭内虐待は経済力を持たない子供にとって袋の鼠で逃げ場がない。
例文5:ここまでくれば袋の鼠だと思っていたが、まんまと逃げられてしまった。

「袋の鼠」をうまく用いる

「袋の鼠」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう