「備えあれば憂いなし」の意味 「備えあれば患いなし」などの例文

「備えあれば憂いなし」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「備えあれば憂いなし」の意味や「備えあれば患いなし」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「備えあれば憂いなし」「備えあれば患いなし」の読み方

読み方:そなえあればうれいなし
「備えあれば憂いなし」の「備え」は「そなえ」と読みます。また「憂い」は「うれい」と読みます。「うれい」は「憂」でも「患」でもどちらの漢字でも構いません。「備えあれば憂いなし」は「備えあれば患いなし」などのバリエーションがあります。

「備えあれば憂いなし」「備えあれば患いなし」の意味

意味:日頃からしっかり準備しておけば、いざというときに慌てずに済むということ
「備えあれば憂いなし」は儒教の歴史書とされる『書経』の宰相が王に治世について進言した言葉「有備無患」に由来すると言われています。これは、「すべて確実に行っていれば、そこで備えができ、備えができれば、患いがなくなる」という意味です。ここから、「備えあれば憂いなし」が使われるようになったと言われています。原文では「患」ですが、現在は「憂」「患」の両方が使われています。

「備えあれば憂いなし」の例文

例文1:備えあれば憂いなしでちゃんと防災グッズを整えておくことは必要だよね。
例文2:テスト範囲外かもしれないけれど、備えあれば憂いなしで勉強しておこうと思う。
例文3:我が家は備えあれば憂いなしで何かあった時にお互いの連絡先を決めている。

「備えあれば患いなし」の例文

例文1:我が家はいつでも水をペットボトルで10本は置いておくようにしている。備えあれば患いなしだものね。
例文2:授業がオンラインになるかもしれないと思って、備えあれば患いなしですでにどのパソコンを買おうか吟味している。
例文3:ちょっと気になるしこりがあったので、備えあれば患いなしで病院で検査してもらった。

「備えあれば憂いなし」をうまく用いる

「備えあれば憂いなし」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました