「売り言葉に買い言葉」の意味や例文

「売り言葉に買い言葉」は日常でもよく使われる慣用句です。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「売り言葉に買い言葉」の意味と例文を紹介していきます。

「売り言葉に買い言葉」の読み方

読み方:うりことばにかいことば
「売り言葉に買い言葉」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。対義語は「柳に風」などがあります。

「売り言葉に買い言葉」の意味

意味:相手に暴言を吐かれたことに同じように暴言で言い返すこと
「売り言葉に買い言葉」の由来はありません。ですが、「売られた喧嘩は買う」という言葉があるように、喧嘩をしかけることを「喧嘩を売る」と表現し、また、その言葉に応戦することを「喧嘩を買う」と表現するところから、「売り言葉に買い言葉」も同じように言葉で挑発し、その言葉に応戦することを表します。

「売り言葉に買い言葉」の例文

例文1:本当はとても好きな人だったのにけんかして、売り言葉に買い言葉で別れると言ってしまった。
例文2:売り言葉に買い言葉がエスカレートしてとうとう殴り合いになってしまった。
例文3:売り言葉に買い言葉で、ついつい相手を傷つけてしまいとても落ち込んでいる。
例文4:売り言葉に買い言葉で言ってしまっただけだろうから、あまり深刻に考えなくていいんじゃないかな。
例文5:子供相手なのに売り言葉に買い言葉でついついひどいことを言ってしまい大人げなかった。

「売り言葉に買い言葉」をうまく用いる

「売り言葉に買い言葉」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。