「奥歯に物が挟まる」の意味 「奥歯に物が挟まった」などの例文

「奥歯に物が挟まる」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「奥歯に物が挟まる」の意味や「奥歯に物が挟まった」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「奥歯に物が挟まる」の読み方

読み方:おくばにものがはさまる
「奥歯に物が挟まる」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。「奥歯に物が詰まる」というのは誤用です。類義語は「奥歯に衣着せる」、対義語は「歯に衣着せぬ」などがあります。

「奥歯に物が挟まる」の意味

意味:思っていることをはっきりと言わないこと
「奥歯に物が挟まる」は奥歯の間に異物が挟まると発音がはっきりしないというところが由来になっています。そこから、思っていることをはっきりと言わないことを言うようになったといわれています。

「奥歯に物が挟まる」の例文

例文1:思わず奥歯に物が挟まるような言い方をしてしまい、先方に怪訝な顔をされた。
例文2:相手が傷つくので奥歯に物が挟まる言い方しかできない。
例文3:奥歯に物が詰まるような言い方になってしまうのもよくないかと思って、ひとまず同調しておいた。

「奥歯に物が挟まった」の例文

例文1:奥歯に物が挟まった言い方だったので、思惑が外れたんだと察した。
例文2:彼の返事は奥歯に物が挟まったような感じだったので、きっと納得していないのだろうな。
例文3:奥歯に物が詰まったような返事だったので、これでよかったのかずっと気になっている。

「奥歯に物が挟まる」をうまく用いる

「奥歯に物が挟まる」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。