「挙句の果て」の意味 「揚句の果て」などの例文

慣用句の「挙句の果て」「揚句の果て」はよく使われる言葉ではありますが、どのように文中で使うのがいいのでしょうか。ここでは「挙句の果て」の意味と「揚句の果て」などバリエーションとしての例文を紹介していきます。

「挙句の果て」「揚句の果て」の読み方

読み方:あげくのはて
「挙句の果て」の「挙句」「あげく」と読み、「揚句」と書くこともあります。また、「挙げ句」「揚げ句」などと表記することもあります。

「挙句の果て/揚句の果て」の意味

意味:最後には。結局は。色々とした後に。とどのつまり。
「挙句の果て」「揚句の果て」は色々とやったあった上で最後にはというニュアンスで使われます。状況によって 「挙句の果てに」や「挙句の果てには」という使われ方もあります。「揚句」は江戸時代に盛んになった俳諧から来ている言葉だと言われています。俳諧の最後の七・七の句のことを「揚句」といい、そこから物事の終わりのことを意味するようになりました。「揚げ句」は「挙げ句」とも書き、 よく似た言葉に「とどのつまり」があります。

「挙句の果て」の例文

例文1:財布を盗まれて犯人が捕まらないだけでなく、挙句の果てクレジットカードのお金まで抜き取られていた。
例文2:カレーライスをこぼして床を汚してしまっただけでなく、挙句の果て服にシミまでつけてしまった。
例文3:猫を買おうと思ったら挙句の果て犬まで飼うことになってしまった。

「揚句の果て」の例文

例文1:些細なことから口喧嘩になり、揚句の果てには殴り合いにまで発展した。
例文2:こっそりとスマホを触っていたら先生に見つかって怒られ、揚句の果てに校庭を走らされた。
例文3:雨が降って濡れただけでなく、揚句の果てに風邪まで引いた。

「挙句の果て」「揚句の果て」をうまく用いる

「挙句の果て」は日常によく使う慣用句です。論文・小論文でもきちんと使えるようになって、語彙力アップにつなげていきましょう。