けいけんな信者 「経験」「敬虔」正しい漢字はどっち?

「けいけん」は「経験」「敬虔」がありますが、同音異義語なので意味は異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味を理解して使えるようにしましょう。ここでは「経験」「敬虔」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「経験」と「敬虔」の違い

経験(けいけん)
意味:まだしたことがないことをしたことがある状況に変化させること。
「経験」は実際に見たり聞いたり行ったりすることで、まだしたことがない状態からしたことがあるという状態に移すことを言います。
敬虔(けいけん)
意味:敬い慎む気持ちが深い様子。
「敬虔」は特に神仏を深く敬い仕える様子を言います。

けいけんな信者は敬虔が正しい

「けいけんな信者」は神仏を深く敬い仕える信者のことなので、ここでは「敬虔」が正解です。

「経験」の例文

例文1:初めてバンジージャンプを経験した。

「バンジージャンプをけいけんする」はまだしたことがないバンジージャンプを、したことがある状況に変化させることなので、ここでは「経験」を使います。

例文2:若いうちに留学を経験しておくと、就職の際の選択肢が大きく変わる。

「留学をけいけんする」はまたしたことがない留学を、したことがある状況に変化させることなので、ここでは「経験」を使います。

「敬虔」の英文

例文1:信仰する神に敬虔な祈りを捧げる。

「けいけんな祈り」は神仏を深く敬い仕える祈りのことなので、ここでは「敬虔」を使います。

例文2:彼は敬虔な信者なので、朝晩のお祈りを欠かさない。

「けいけんな信者」は神仏を深く敬い仕える信者のことなので、ここでは「敬虔」を使います。

論文・小論文で「経験」と「敬虔」を使い分ける視点

「けいけん」は「経験」「敬虔」がありますが、意味は大きく違います。「経験」はしたことがないことを、したことがある状態に変えること、「敬虔」は神仏に深く仕えることを言います。論文・小論文ではきちんと理解して文中で使えるようにしておきましょう。