つき添い 「付き」「突き」正しい漢字はどっち?

接頭語や接尾語の「つき」は「付き」「突き」などの漢字が当てはまりますが、それぞれどの場合にどの漢字をあてはめればいいでしょう。論文・小論文ではそれぞれの使い方を理解して使えるようにしておきましょう。ここでは「付き」「突き」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「付き」と「突き」の違い

付き(つき)
意味:ある人のそばにつき従うこと。
「付き」は「手付き」など体に関する名詞の下について、そのものの様子や恰好を表したり、「風呂付きのアパート」など名詞の下についてそのものが付属していることを表したり、「社長付きの運転手」など人を表わす名詞の下についてその人の世話をする役割であることを表したりします。
突き(つき)
意味:その動作の勢いを強調して使う。
「突き」は「突き進む」など動詞の頭につけてその動作の勢いを強調するときに使います。

つき添いは付きが正しい

「つき添い」はある人のそばにつき従うことなので、ここでは「付き」が正解です。

「付き」の例文

例文1:人付き合いも会社でうまくやっていくには大事なことだ。

「人つき合い」はある人のそばにつき従うことなので、ここでは「付き」を使います。

例文2:家具付きのアパートに引っ越したいと思う。

「家具つき」は家具そのものが付属しているということなので、ここでは「付き」を使います。

「突き」の例文

例文1:動物の母親は一定期間が来れば甘えてくる子供を突き放す。

「つき放す」はその動作の勢いを強調して使うことなので、ここでは「突き」を使います。

例文2:いきなり階段の上から突き落とされた。

「つき落とす」は落とす動作の勢いを強調して使うことなので、ここでは「突き」を使います。

論文・小論文で「付き」「突き」を使い分ける視点

「つき」は「付き」「突き」がありますが、動詞や名詞について様々な意味を持つ言葉です。「付き」は恰好や様子を取り立てて言ったりつき従ったりすること、「突き」は勢いを強調することに使われます。論文・小論文では漢字に注意して使えるようにしておきましょう。

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