かけいを助ける 「家計」「家系」正しい漢字はどっち?

家に関する言葉に「かけい」がありますが、漢字では「家計」「家系」があります。ですが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではきちんと意味の違いを理解して文中で使えるようにしていきましょう。ここでは「家計」「家系」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「家計」と「家系」の違い

家計(かけい)
意味:一家の生計。
「家計」は一家のくらしむきなど、一家の生活を維持する経済を意味します。
家系(かけい)
意味:血統。
「家系」は血筋のことを言います。

かけいを助けるは家計が正しい

「かけいを助ける」は一家の生計を助けることなので、ここでは「家計」が正解です。

「家計」の例文

例文1:将来のマイホーム購入に向けて、家計簿をつけることにした。

「かけい簿」は一家の生計を記録するノートのことなので、ここでは「家計」を使います。

例文2:家計を見直すことで無駄な消費が明らかになった。

「かけいを見直す」は一家の生計を見直すことなので、ここでは「家計」を使います。

「家系」の例文

例文1:家系図を見ると、私はどうやら外国の血筋が入っているらしい。

「かけい図」は家の血統図なので、ここでは「家系」を使います。

例文2:子供もいないのできっと私の代で家系は絶えるでしょう。

「かけいが絶える」は血統が絶えることなので、ここでは「家系」を使います。

論文・小論文で「家計」と「家系」を使い分ける視点

家のことを表す「かけい」は「家計」「家系」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では「家計」は生計、「家系」は血統のことと覚えておきましょう。