きょうけんを誇る投手陣 「強権」「強肩」「強健」正しい漢字はどれ?

「きょうけん」は「強権」「強肩」「強健」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではきちんと区別してかけるようにしておきましょう。ここでは、「強権」「強肩」「強健」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「強権」「強肩」「強健」の違い

強権(きょうけん)
意味:強い権力。
「強権」は主に警察・軍隊などで発動される強制的な権力のことをいいます。
強肩(きょうけん)
意味:野球で、球を速く遠くまで正確に投げることができること。
強健(きょうけん)
意味:健康。
「強健」は体が丈夫で病気をしないことを意味します。

「強権」の例文

例文1:警察の強権発動でデモ隊は早々に制圧された。

「きょうけん発動」は強い権力を発動することなので、ここでは「強権」を使います。

例文2:たびたび強権を発動する国は、国民の行動が著しく制約される。

「きょうけんを発動する」は強い権力を発動することなので、ここでは「強権」を使います。

「強肩」の例文

例文1:彼は強肩を誇る我がチームのエースだ。

「きょうけんを誇る」は野球で球を速く遠くまで正確に投げることができることを誇るという意味なので、ここでは「強肩」を使います。

例文2:彼は強肩でスピードのある正確な投球をするのにまだ一度も肩の故障がない。

「きょうけんで正確な投球をする」は野球で球を速く遠くまで正確に投げることができることを意味するので、ここでは「強肩」を使います。

「強健」の例文

例文1:強健な体が私の一番の自慢です。

「きょうじんな体」は健康な体のことなので、ここでは「強健」を使います。

例文2:祖父は老いてなお強健を誇っているだけに、いまだ畑仕事をしている。

「きょうじんを誇る」は健康を誇ることなので、ここでは「強健」を使います。

論文・小論文で「強権」「強肩」「強健」を使い分ける視点

「強権」は強い権力、「強肩」は野球で優れた投手、「強健」は健康を表します。「きょうけん」にはたくさんの意味があるので、その時々で気をつけて、論文・小論文で使っていきましょう。

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