言語たいけい 「体系」「大系」正しい漢字はどっち?

「たいけい」は「体系」「大系」の2つがありますが、それぞれ意味が違います。論文・小論文ではそれぞれの違いに気をつけて使えるようにしていきましょう。ここでは「体系」「大系」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「体系」と「大系」の違い

体系(たいけい)
意味:システム、組織。
「体系」は、個々を統一した全体、または、一定の原理によって組織された知識の全体、システムのことを意味します。
大系(たいけい)
意味:書物のシリーズ。
「大系」は、同じ分野の著作を集めて系統的にまとめた一群の書物・シリーズやその書物につける名称を意味します。

言語たいけいは体系が正しい

「言語たいけい」は言語システムのことなので、ここでは「体系」が正解です。

「体系」の例文

例文1:カラオケは人数や時間帯などによって料金体系が決まっている。

「料金たいけい」は料金システムのことなので、ここでは「体系」を使います。

例文2:役職の有無、年齢、正規非正規の違いによって給与体系は細かく分けられている。

「給与たいけい」は給与システムのことなので、ここでは「体系」を使います。

「大系」の例文

例文1:図書館にある古典文学大系は著名な作家別に作品が載せられている。

「古典文学たいけい」は古典文学の書物のシリーズなので、ここでは「大系」を使います。

例文2:ある出版社の国史大系は年代別にトピックになる記事がまとめられている編集方法が使われている。

「国史たいけい」は国史の書物のシリーズなので、ここでは「大系」を使います。

論文・小論文で「体系」と「大系」を使い分ける視点

「たいけい」は「体系」と「大系」がありますが、意味は全く違います。論文・小論文では「体系」はシステム、「大系」はシリーズと覚えておきましょう。それぞれの意味を把握して文中で間違えることなく使えるようにしておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました