通信しょうがい 「障害」「傷害」正しい漢字はどっち?

「しょうがい」は「障害」「傷害」の2つの漢字がありますが、それぞれの意味は違います。論文・小論文では、それぞれの意味に気を付けて正しく使えるようにしましょう。ここでは「障害」「傷害」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「障害」と「傷害」の違い

障害(しょうがい)
意味:不自由であること。
「障害」は身体や精神の機能が不完全なために、活動に制限があることを言います。
傷害(しょうがい)
意味:傷つけること。
「傷害」は他人の身体等に危害を加えることを言います。単に身体的な損傷を与えるだけでなく、病気をうつしたり、髪を切ったりといった行為も含まれます。

通信しょうがいは障害が正しい

「通信しょうがい」は通信するのに不自由があることを表すので、ここでは「障害」が正解です。

「障害」の例文

例文1:安定を望む上司の存在が改革の障害となっている。

「改革のしょうがい」は改革を行うのに不自由があるということなので、ここでは「障害」を使います。

例文2:今年に入ってから電波障害がひどくなっていて、テレビが映らないことがある。

「電波しょうがい」は電波に不自由があるということなので、ここでは「障害」を使います。

例文3:彼は生まれつき右手に軽い障害がある。

「右手にしょうがい」は右手に不自由があるということなので、ここでは「障害」を使います。

「傷害」の例文

例文1:彼は過去に傷害事件を起こしていて、そのことを今も後悔している。

「しょうがい事件」は相手に傷を負わせた事件のことなので、ここでは「傷害」を使います。

例文2:万が一のことを考えて、傷害保険に入っておいた方がいいと思った。

「しょうがい保険」は相手に傷を負わせた時に出る保険のことなので、ここでは「傷害」を使います。

論文・小論文で「障害」と「傷害」を使い分ける視点

「しょうがい」は「障害」と「傷害」があり、それぞれ意味が違います。「障害」は妨げになるもの、「傷害」は人に傷を負わせることです。それぞれの違いを把握して論文・小論文では使えるようにしていきましょう。

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