「じゅきゅう」は「受給」「需給」の2つがありますが、それぞれの意味は違います。論文・小論文ではそれぞれの違いに注目して使えるようにしておきましょう。ここでは、「受給」「需給」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「受給」と「需給」の違い
受給(じゅきゅう)
意味:給与・配給などを受けること。
需給(じゅきゅう)
意味:需要と供給のこと。
「需給」には物を求めることと、あてがうことという意味があります。このバランスによって、物の値段が決まります。
じゅきゅうのひっ迫は需給が正しい
「じゅきゅうのひっ迫」は需要があるのに供給が行き詰まることなので、ここでは「需給」が正解です。
「受給」の例文
例文1:日本では年老いたら年金が受給されるので、仕事をしなくても生活していくことができる。
「年金がじゅきゅうされる」は年金が配給されるということなので、ここでは「受給」を使います。
例文2:学資援助の受給者は一定の条件をクリアしていなければならない。
「じゅきゅう者」は配給される者ということなので、ここでは「受給」を使います。
「需給」の例文
例文1:コロナ禍においてはマスクの需給のバランスが崩れて連日買い占め騒ぎが起こった。
「じゅきゅうのバランス」は需要と供給のバランスのことなので、ここでは「需給」を使います。
例文2:今ゴールドの値が上がったのは需給のバランスが崩れているからだ。
「じゅきゅうのバランス」は需要と供給のバランスのことなので、ここでは「需給」を使います。
論文・小論文で「受給」と「需給」を使い分ける視点
「じゅきゅう」は「受給」「需給」がありますが、「受給」が配給されること、「需給」が需要と供給のことを意味します。論文・小論文ではそれぞれの漢字に気を付けて覚えておくようにしましょう。