非常食をそなえる 「備える」「供える」のどっちが正しい?

「そなえる」は「備える」や「供える」など同じ読み方の漢字がある言葉なので、どちらを使ったらいいのか悩みやすいですね。ですが、「そなえる」は意味が分かると区別しやすい言葉でもあります。ここでは、「備える」「供える」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「備える」と「供える」の違い

備える(そなえる)
意味:前もって用意すること、設けること
「準備」という熟語が表すように、将来起こりそうなことに対して、適切に対応できるよう前もって用意しておくことを言います。また、「備品」のようにはじめから必要なものとして設けるという場合や「彼は威厳を備えている」など「はじめから自然に持っている」という場合にも使います。
供える(そなえる)
意味:神仏や身分の高い人、故人などに何かの供物をささげること。
「供物」という熟語が表すように、「供える」とは、「ささげる」という意味の言葉です。神仏や貴人などの崇めるべき存在に対して、何かの物を用意して差し上げる時に使います。

非常食をそなえるは「備える」が正しい

「非常食をそなえる」は前もって準備しておくということなので「備える」が正解です。

「備える」の例文

例文1:災害に備えて非常食を買っておく。

「災害にそなえる」は災害に際して前もって用意しておくということで「備える」を使います。

例文2:学校には教育に必要な設備や教材が備えてある。

「設備や教材をそなえる」は必要な備品として設けているということで「備える」を使います。

「供える」の例文

例文1:墓前に花を供えるのでしたら、故人が好きだったバラにしてください。

「花をそなえる」はご霊前に供物を捧げることなので「供える」を使います。

例文2:神棚に御神酒を供えた。

「御神酒をそなえる」は神仏に供物を捧げることなので「供える」を使います。

論文・小論文で「備える」と「供える」を使い分ける視点

「備える」は「準備」、「供える」は「供物」と覚えておきましょう。論文・小論文では熟語でおさえておけば間違えることがないと思うので、区別して覚えておきましょう。

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