カメラないぞうのパソコン 「内蔵」「内臓」正しい漢字はどっち?

内にあるということを意味する「ないぞう」という語ですが、「内蔵」「内臓」の2つがあります。それぞれに意味が違うので、しっかりと区別して使えるようにしていきましょう。ここでは、「内蔵」と「内臓」の意味の違いや例文について解説していきます。

「内蔵」と「内臓」の違い

内蔵(ないぞう)
意味:内部に持つ。
「内蔵」はその物の内部に収め持っていることを意味します。
内臓(ないぞう)
意味:体内の臓器。
「内臓」は動物の内腔にある器官の総称をいい、心臓、肺、胃など人間や脊椎動物の体内の臓器のことを指します。

カメラないぞうのパソコンは内蔵が正しい

「カメラないぞうのパソコン」はカメラ機能を内部に持つパソコンということなので、ここでは「内蔵」が正解です。

「内蔵」の例文

例文1:ハードディスクは内蔵タイプと外付けタイプが売られている。

「ないぞうタイプ」はパソコンの内部に組み込むハードディスクということなので、ここでは「内蔵」を使います。

例文2:このカメラには様々な機能が内臓されているので、色んなシーンで役立てることができる。

「様々な機能がないぞうされている」は様々な機能を内部に持つということなので、ここでは「内蔵」を使います。

「内臓」の例文

例文1:釣った魚を食べるため魚の内臓を取り除いて調理した。

「魚のないぞう」は魚の体内の臓器のことなので、ここでは「内臓」を使います。

例文2:彼は内臓に疾患があるため、健康に気を付けている。

「ないぞうに疾患がある」は体内の臓器に疾患があるということなので、ここでは「内臓」を使います。

論文・小論文で「内蔵」「内臓」を使い分ける視点

内にある意味の「ないぞう」は「内蔵」「内臓」がありますが、論文・小論文で書く時には「内蔵」は内部に持つ、「内臓」は臓器と覚えておきましょう。「臓」の「月」は「にくづき」といいますが、これは体に関係する漢字を表すので、漢字の違いで理解しておきましょう。