「以心伝心」の意味と例文

「以心伝心」は日常でよく耳にする四字熟語です。それでは、実際のシーンではどのように使えばいいでしょう。ここでは「以心伝心」の意味と例文を紹介していきます。

「以心伝心」の読み方

読み方:いしんでんしん
「以心伝心」の類語としては「阿吽の呼吸」などの慣用句があります。

「以心伝心」の意味

意味:言葉に出さなくても互いに意志や気持ちが伝わること
「以心伝心」は仏教用語で、禅宗が由来だといわれています。お釈迦様が多くの弟子の前で説法をしたときに無言で一輪の花をねじったが、弟子の中で摩訶迦葉だけがその意味を悟って微笑したので、それを見たお釈迦様が摩訶迦葉だけにに仏教の真理を授けたというところから、教えや信条を伝えるときに言葉を使わない姿を以心伝心というようになったと言われています。

「以心伝心」の例文

例文1:彼とはいつも以心伝心で気持ちがわかるから相性はばっちりだと思う。
例文2:結婚生活が長くなって、ようやく夫の考えも以心伝心でわかるようになってきた。
例文3:無言でも彼がどんなプレイをしたいのかが私にはわかるので、2人は以心伝心のペアと言えるだろう。
例文4:ここのスタッフは古くからの付き合いなので、なんでも以心伝心で伝わるよ。
例文5:長く一緒にいる仲間だけれど、なかなか以心伝心とまではいかない。

「以心伝心」をうまく用いる

「以心伝心」は日常でよく耳にする四字熟語です。使えると語彙力があるように見える言葉でもあるので、論文・小論文でも使える場面で正しく使っていきましょう。