「渡る世間に鬼はない」の意味 「渡る世間に鬼はなし」などの例文

TVドラマの「渡る世間は鬼ばかり」の影響でそう覚えている方もいるかもしれませんが、実際は「渡る世間に鬼はない」あるいは「渡る世間に鬼はなし」です。ここでは「渡る世間に鬼はない」の意味や「渡る世間に鬼はなし」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「渡る世間に鬼はない」の読み方

読み方:わたるせけんにおにはない

「渡る世間に鬼はなし」の読み方

読み方:わたるせけんにおにはなし
「渡る世間に鬼はない」「渡る世間に鬼はなし」の「世間」は「せかん」ではなく「せけん」と読みます。また「鬼」は「き」ではなく「おに」と読みます。類語は「捨てる神あれば拾う神あり」などがあります。

「渡る世間に鬼はない」「渡る世間に鬼はなし」の意味

意味:世の中は薄情な人ばかりではなく親切な人もいるということ
「渡る世間に鬼はない」の「渡る世間」は世の中を暮らしていく、生きていくという意味を表し、「鬼」は無慈悲で恐ろしいものを意味します。そこから、世の中で暮らしていくのは厳しくて無慈悲なことばかりに見えて、実際はやさしく親切な人もいるということを表しています。TVドラマのタイトルとなっている「渡る世間は鬼ばかり」はこの逆でこの世には恐ろしい人、無慈悲な人ばかりという意味となっています。

「渡る世間に鬼はない」の例文

例文1:る世間に鬼はないという言葉を信じて、幼い息子を一人旅にやった。
例文2:困っていたら見知らぬ人たちに助けられて、渡る世間に鬼はないという言葉を実感した。
例文3:渡る世間に鬼はないというが、なかなかそこまで楽観視して生きていくことができない

「渡る世間に鬼はなし」の例文

例文1:はじめての田舎暮らしとなるが、渡る世間に鬼はなしだからきっと周囲の人が助けてくれるでしょう。
例文2:母は渡る世間に鬼はなしというけれど、昨今はなかなかそうもいかないのではないかと内心思う。
例文3:渡る世間に鬼はなしっていうから、困ったことがあれば助けを求めてみたら?

「渡る世間に鬼はいない」をうまく用いる

「渡る世間に鬼はいない」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。くれぐれも「渡る世間は鬼ばかり」はドラマのタイトルなので間違えないようにしましょう。