「藪から棒」の意味と例文

「藪から棒」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「藪から棒」の意味と例文を紹介していきます。

「藪から棒」の読み方

読み方:やぶからぼう
「藪から棒」の「藪」は「やぶ」と読みます。また「棒」は「ぼう」と読みます。「藪から棒」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「寝耳に水」「青天の霹靂」などがあります。

「藪から棒」の意味

意味:思いもよらない物事を前触れもなく行うこと
「藪から棒」は、江戸中期の浄瑠璃『鑓の権三重帷子』の一節、「藪から棒と申さうか 寝耳に水と申さうか」に由来すると言われています。よく見えない藪の中から突然棒が突き出すと驚くことから、思いもよらない物事を前触れもなく行うことを言うようになったと言われています。

「藪から棒」の例文

例文1:藪から棒にそんなこと言われても困るよ。
例文2:藪から棒にそんな話するなんて何かあったのかい?
例文3:藪から棒に関係のない話をするのは君の癖だね。
例文4:彼は藪から棒に歌を歌い始めた。
例文5:真剣な話をしているのに、藪から棒に水を差された。

「藪から棒」をうまく用いる

「藪から棒」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう