「針の穴から天をのぞく」の意味 「よしの髄から天井をのぞく」などの例文

「針の穴から天をのぞく」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「針の穴から天をのぞく」の意味や「よしの髄から天井をのぞく」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「針の穴から天をのぞく」の読み方

読み方:はりのあなからてんをのぞく

「よしの髄から天井をのぞく」の読み方

読み方:よしのずいからてんじょうをのぞく
「針の穴から天をのぞく」の「針」は「しん」ではなく「はり」と読みます。また「よしの髄から天井をのぞく」の「よし」は漢字で「葦」と書いても構いません。「髄」は「ずい」と読み、「天井」は「てんじょう」と読みます。「針の穴から天をのぞく」は「よしの髄から天井をのぞく」などのバリエーションがあります。類語は「井の中の蛙大海を知らず」などがあります。

「針の穴から天をのぞく」「よしの髄から天井をのぞく」の意味

意味: 自分の狭い見識に基づいて自分勝手に判断することのたとえ
「針の穴から天をのぞく」の「針の穴」、「よしの髄から天井をのぞく」の「よしの髄」は葦の細い茎の穴のことを意味し、両方ともに細い穴や管を通して天井を見ても天井の一部しか見えないというところから、狭い見識に基づいて自分勝手に思い込むことを意味するようになったと言われています。

「針の穴から天をのぞく」の例文

例文1:留学して初めて世界がこんなにも広いことを知り、今まで私は針の穴から天をのぞくことばかりしていたんだなと気がついた。
例文2:公務員が安心でいいという考えは針の穴から天をのぞいているにすぎず、世の中はもっと安定している仕事があるよ。
例文3:人生は長いのに志望校に落ちたら終わりだと思うだなんて、針の穴から天をのぞいている世界しか見えてないよ。

「よしの髄から天井をのぞく」の例文

例文1:僕は自分が賢いと思っていたけれど、大学に行って自分よりも優秀な人がいることを知って、よしの髄から天井をのぞいていただけだったと感じた。
例文2:ずっとここででうまくやっていくことを考えていたけれど、それはよしの髄から天井をのぞいていただけで、もっと世界は広いことがわかった。
例文3:県大会で優勝していい気になっていたが、よしの髄から天井をのぞくで、オリンピックにいけばまったく歯が立たなかった。

「針の穴から天をのぞく」をうまく用いる

「針の穴から天をのぞく」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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