「朋あり遠方より来る」の意味 「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」などの例文

「朋あり遠方より来る」は日常ではあまり使われない故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「朋あり遠方より来る」の意味や「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「朋あり遠方より来る」の読み方

読み方:ともありえんぽうよりきたる
「朋あり遠方より来る」の「朋」は「ほう」ではなく「とも」と読みます。また「来る」は「くる」ではなく「きたる」と読みます。「朋あり遠方より来る」は「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」などのバリエーションがあります。

「朋あり遠方より来る」の意味

意味:志を同じくする仲間とともに語り合うことの楽しみを表す言葉
「朋あり遠方より来る」は論語の「学而編」の中にあり、「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」という一説が由来だと言われています。これは、遠いところから訪ねて来た親友と酒を酌み交わし、歓談するのは人生の大きな楽しみであると言う意味です。そこから、志を同じくする仲間とともに語り合うことを喜ぶことを「朋あり遠方より来る」と言うようになったと言われています。

「朋あり遠方より来る」の例文

例文1:朋あり遠方より来るで、彼が今度私の講演を聞きに海外からやってきてくれることになった。
例文2:朋あり遠方より来るで、国籍はちがっていても同じ志のものが同じ大学で同じ研究をする仲間となるなんて、なんて素敵なことだろう。
例文3:朋あり遠方より来る、幼なじみの彼が私に会いに日本に来てくれることになったので楽しみだ。

「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」の例文

例文1:久しぶりに会った親友と昨日は夜遅くまで酒を酌み交わした。まさに朋あり遠方より来る、また楽しからずやだな。
例文2:せっかく友がやってくると言うなら、朋あり遠方より来る、また楽しからずやで帰宅時間を気にせず楽しんでおいでよ。
例文3:久しぶりにあった友人とは変わらず意気投合できたので、朋あり遠方より来る、また楽しからずやだな。

「朋あり遠方より来る」をうまく用いる

「朋あり遠方より来る」は日常ではあまり使われない故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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