「宝の持ち腐れ」の意味と例文

「宝の持ち腐れ」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「宝の持ち腐れ」の意味と例文を紹介していきます。

「宝の持ち腐れ」の読み方

読み方:たからのもちぐされ
「宝の持ち腐れ」の「宝」は「ほう」ではなく「たから」と読みます。また「腐れ」は「くされ」と読みます。「宝の持ち腐れ」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「宝の持ち腐れ」の意味

意味:役に立つものや優れた才能を持っていながらそれを生かし切れていない状態のこと
「宝の持ち腐れ」の「宝」は役に立つものや価値のあるものを意味します。「宝の持ち腐れ」は宝があるのに使い方が分からなかったり、出し惜しみをしたりして、せっかくのものでも役立てないと無駄になってしまう、場合によっては腐ってしまうことからこのように言うようになったと言われています。

「宝の持ち腐れ」の例文

例文1:彼は海外の大学で最新医学を学んできたのに、今は離島の診療所で働いているなんて宝の持ち腐れだよ。
例文2:せっかく大学院にまで行ったのに専業主婦になるなんて、宝の持ち腐れだろう。
例文3:過去に輝かしい経歴があるのに、それを活かさないことを宝の持ち腐れっていうんだよ。
例文4:これだけすぐれた学力があるのに、大学に行かないなんて宝の持ち腐れでもったいないよ。
例文5:せっかく親に大学に出してもらったからには、宝の持ち腐れにならないようちゃんと立派な社会人になりたい。

「宝の持ち腐れ」をうまく用いる

「宝の持ち腐れ」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。