「短気は損気」の意味と例文

「短気は損気」は日常でたまに耳にすることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「短気は損気」の意味と例文を紹介していきます。

「短気は損気」の読み方

読み方:たんきはそんき
「短気は損気」の「短気」は「たんき」と読みます。また「損気」は「そんき」と読みます。「短気は損気」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「短気は損気」の意味

意味:短気を起こすと結局は自分が損をするので、一時の感情にかられて行動したり結論を急いだりしてはいけないという教え
「短気は損気」は近松門左衛門による浄瑠璃の演目の『冥土の飛脚』で描写された「短気は損気の忠兵衛」が由来だと言われています。短気を起こすと人間関係がこじれたり、仕事もうまくいかなくなったりすることから、結果的に損をすることで 「損」という言葉を使っていますが、「短気」の語呂を合わせるため、「損気」というようになったと言われています。そのため、「損気」の「気」に意味はないと言われています。

「短気は損気」の例文

例文1:彼はとても穏やかな性格で短気は損気からはかけ離れた人物だ。
例文2:短気は損気だからはやる気持ちを抑えてコツコツやっていこう。
例文3:そんなことぐらいで怒るな。短気は損気でいいことないよ。
例文4:短気は損気というから、目先に惑わされず丁寧にする方がいいだろう。
例文5:短気は損気というからいつもおおらかな気持ちでいられるよう気を付けている。

「短気は損気」をうまく用いる

「短気は損気」は日常でたまに耳にすることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。