「始末に負えない」の意味 「始末に負えなく」などの例文

「始末に負えない」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「始末に負えない」の意味や「始末に負えなく」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「始末に負えない」の読み方

読み方:しまつにおえない
「始末に負えない」の「始末」は「しまつ」と読みます。また「負えない」は「おえない」と読みます。「始末に負えない」は「始末に負えなく」などのバリエーションがあります。類語は「手に負えない」「力に余る」「手に余る」などがあります。

「始末に負えない」の意味

意味:どうしようも処理できない、手に負えないこと
「始末に負えない」の「始末」は物事の始めと終わりのことで、「火の不始末」のようにここでは物事の締めくくりや後片付けを意味します。また、「負う」には「引き受ける」を意味します。ここから、「始末に負えない」は処理できないという意味になったと言われています。

「始末に負えない」の例文

例文1:彼は怒りだすと始末に負えないのでくれぐれも怒らせないようにしてくれ。
例文2:息子は泣き喚いて始末に負えないほどだった。
例文3:彼は絶対に自分が正しいと思っているのだから、始末に負えない。

「始末に負えなく」の例文

例文1:あの始末に負えなかった生徒もすっかり大人になった。
例文2:彼はお酒を飲むと酔って始末に負えなくなるので、お酒は勧めないようにお願いします。
例文3:始末に負えなくなる前にきちんと掃除しておきなさい。

「始末に負えない」をうまく用いる

「始末に負えない」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。