「意味深長」の意味と例文

「意味深長」は日常でもよく聞かれる四字熟語です。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「意味深長」の意味と例文を紹介していきます。

「意味深長」の読み方

読み方:いみしんちょう
「意味深長」の「深長」は「慎重」ではなく「深長」と書きます。「意味深長」はこの形でひとつの四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「意味深長」の意味

意味:文章や発言に別の深い意味が隠されていること
「意味深長」の由来は中国の儒学者・朱熹が著した『論語集注』の序説にあると言われています。その中で「程子曰。頤自十七八讀論語。當時已曉文義。讀之愈久。但覺意味深長。」という言葉があり、そこに「意味深長」という言葉が使われました。この意味は「程子が言うには、自分は17~18才から論語を読んでいて、当時、既に文章の意味は分かっているつもりだったが、論語を読んで久しくしてから、意味の深さを悟った」という意味です。この文中に出てくる程子は中国の儒学者・程頤のことで、朱子学・陽明学の源流の一人と言われている人物です。

「意味深長」の例文

例文1:彼の彼女に対する態度はなんだか意味深長だな。
例文2:息子に意味深長なセリフを吐かれてそれがずっと忘れられない。
例文3:彼の意味深長な態度がなんだかとても気に入らない。
例文4:彼女から意味深長なメールが届いた。
例文5:彼に意味深長なことを言われてずっと気になっている。

「意味深長」をうまく用いる

「意味深長」は日常でよく使われる四字熟語です。上手に使えばわかりやすい文になるので論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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