「一生懸命」の意味と例文

「一生懸命」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「一生懸命」の意味と例文を紹介していきます。

「一生懸命」の読み方

読み方:いっしょうけんめい
「一生懸命」の「一生」は「いっせい」ではなく「いっしょう」と読みます。また「懸命」は「けめい」ではなく「けんめい」と読みます。「一生懸命」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「一生懸命」の意味

意味:必死に物事をやること
「一生懸命」はもともと「一所懸命」(いっしょけんめい)が正しく、中世の武士が先祖伝来の所領(一所)を命懸けで守った「一所懸命の地」から由来したと言われています。命懸けで守った土地ということで切羽詰った状態に使われたと言われています。近世以降、「命懸けでする」という意味だけが残り、「一所」が「一生」と間違われ「一生懸命」となり、「いっしょうけんめい」と間違われて広く使われるようになったと言われています。

「一生懸命」の例文

例文1:彼も一生懸命頑張ってるんだから認めてあげないと。
例文2:一生懸命事にあたればきっとどんな困難なことも乗り切れる。
例文3:彼は何にでも一生懸命なので周りの人は自然と応援したくなる。
例文4:一生懸命がんばったからオリンピックに出られるほどの力をつけた。
例文5:一生懸命やることはかっこ悪いことではない。

「一生懸命」をうまく用いる

「一生懸命」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。