「つうふう」は「痛風」「通風」がありますが、意味は大きく異なります。論文・小論文では漢字が似ているので気をつけて使うようにしましょう。ここでは「痛風」「通風」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「痛風」と「通風」の違い
痛風(つうふう)
意味:病気の一種。
「痛風」は体内で尿酸が過剰になり、それが関節にたまって結晶化すること起こる病気です。炎症を引き起こして腫れや痛みが生じます。患部に風が吹きつけるだけで激しい痛みを生じることから痛風と名づけられたといわれています。
通風(つうふう)
意味:風を通すこと。
「通風」は空気を通すことや風通しのことを意味します。
つうふうの治療は痛風が正しい
「つうふうの治療」は病気の治療なので、ここでは「痛風」が正解です。
「痛風」の例文
例文1:痛風で体の痛みが辛い。
「つうふうが辛い」は病気が辛いということなので、ここでは「痛風」を使います。
例文2:暴飲暴食が痛風の原因だといわれている。
「つうふうの原因」は病気の原因ということなので、ここでは「痛風」を使います。
「通風」の例文
例文1:暑いせいか猫が通風孔の前で涼んでいた。
「つうふう孔」は風を通す穴のことなので、ここでは「通風」を使います。
例文2:通風のよい部屋なのでカビの心配はなさそうだ。
「つうふうのよい部屋」は風通しのよい部屋のことなので、ここでは「通風」を使います。
論文・小論文で「痛風」と「通風」を使い分ける視点
「つうふう」は「痛風」「通風」がありますが、両者は意味が異なります。「痛風」は病気、「通風」は風通しという意味で、論文・小論文では把握しておきましょう。