「かんじゅく」は「慣熟」「完熟」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では意味を理解して書けるようにしましょう。ここでは「慣熟」「完熟」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「慣熟」と「完熟」の違い
慣熟(かんじゅく)
意味:熟練すること。
「慣熟」は、物事に慣れて上手になることを意味します。
完熟(かんじゅく)
意味:熟すこと。
「完熟」は果実や種子が十分に熟れることを意味します。
かんじゅく運転は慣熟が正しい
「かんじゅく運転」は熟練の運転ということなので、ここでは「慣熟」が正解です。
「慣熟」の例文
例文1:3年経って機械の操作にも慣熟したので、次は別の技術が学びたい。
「操作にかんじゅくする」は熟練の操作ということなので、ここでは「慣熟」を使います。
例文2:慣熟度によって任せられる仕事が違ってくる。
「かんじゅく度」は熟練度のことなので、ここでは「慣熟」を使います。
「完熟」の例文
例文1:ここのレストランの名物は完熟トマトを使ったハヤシライスです。
「かんじゅくトマト」はよく熟したトマトのことなので、ここでは「完熟」を使います。
例文2:完熟した果物はみずみずしく甘くておいしい。
「かんじゅくした果物」は熟した果物のことなので、ここでは「完熟」を使います。
論文・小論文で「慣熟」と「完熟」を使い分ける視点
「かんじゅく」は「慣熟」「完熟」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では「慣熟」は熟練、「完熟」は熟れると覚えておきましょう。