「かいさい」は「開催」「皆済」がありますが、意味は大きく異なります。論文・小論文ではそれぞれ区別してきちんと覚えておきましょう。ここでは「開催」「皆済」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「開催」と「皆済」の違い
開催(かいさい)
意味:会や催し物を行うこと。
皆済(かいさい)
意味:残らず済ますこと。
「皆済」は残らず済ますことですが、お金を返し終えたり、税金などを完納し終えたりするときにも使います。
借金をかいさいするは皆済が正しい
「借金をかいさいする」は借金の返済を残らず済ますことなので、ここでは「皆済」が正解です。
「開催」の例文
例文1:明日は地域の子供会が学校で開催される。
「学校でかいさいされる」は学校で会や催し物を行うことなので、ここでは「開催」を使います。
例文2:催しの開催日を間違えて1週間早く材料を仕入れてしまった。
「かいさい日」は催し物を行う日のことなので、ここでは「開催」を使います。
「皆済」の例文
例文1:ようやく父の借金を皆済したので、肩の荷が下りた。
「借金をかいさいする」は借金の支払いを残らず済ますことなので、ここでは「皆済」を使います。
例文2:コロナ禍で大変だったが、なんとか今年の税金は皆済できた。
「税金をかいさいする」は税金の支払いを残らず済ますことなので、ここでは「皆済」を使います。
論文・小論文で「開催」と「皆済」を使い分ける視点
「かいさい」は「開催」「皆済」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では「開催」は会や催しなどを開くこと、「皆済」は残らず済ますことと覚えておきましょう。