特許の無効しんぱん 「審判」「侵犯」正しい漢字はどっち?

「しんぱん」は「審判」「侵犯」があります。それぞれは使うシーンの違う言葉です。論文・小論文ではきちんと使えるようにしておきましょう。ここでは「審判」「侵犯」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「審判」と「侵犯」の違い

審判(しんぱん)
意味:物事の優劣などを判断すること。
「審判」は問題について検討し、その是非や適否などについて結論を出すことを言います。訴訟における審理と裁判などにも使われます。また、スポーツなど一定の規則に従い判定すること、または、判断する審判員を略して言うこともあります。
侵犯(しんぱん)
意味:他の国の領土や権利などを犯すこと。

特許の無効しんぱんは審判が正しい

「特許の無効しんぱん」は物事の優劣などを判断することなので、ここでは「審判」が正解です。

「審判」の例文

例文1:審判がおかしな判定をしたため場内が一瞬騒然となった。

「しんぱんが判定する」はスポーツなど一定の規則に従い判定することなので、ここでは「審判」を使います。

例文2:内閣支持率の著しい低下は政治に対する国民の審判が下った結果となった。

「しんぱんが下った」は物事の優劣などが判断されたということなので、ここでは「審判」を使います。

「侵犯」の例文

例文1:飛行禁止領域を侵犯した飛行機があったため警告した。

「飛行禁止領域をしんぱんした」は他の国の領土や権利などを犯すことなのでここでは「侵犯」を使います。

例文2:領空侵犯は国家間の亀裂を生む結果となる。

「領空しんぱん」は、他の国の領空を犯すということなので、ここでは「侵犯」を使います。

論文・小論文で「審判」「侵犯」を使い分ける視点

「しんぱん」は「審判」「侵犯」がありますが、意味は全く異なります。「審判」は優劣などを判断すること、「侵犯」は領土や権利などを犯すことを意味します。論文・小論文ではきちんと使えるようにしておきましょう。

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