「ぎじん」は「義人」「擬人」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では、意味の合う漢字が使えるよう覚えておきましょう。ここでは「義人」「擬人」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「義人」と「擬人」の違い
義人(ぎじん)
意味:利害にとらわれず、正義を重んじる人。
擬人(ぎじん)
意味:人でないものを人に見立てること。
ぎじん化されたキャラは擬人が正しい
「ぎじん化されたキャラ」は人でないものを人に見立てることなので、ここでは「擬人」を使います。
「義人」の例文
例文1:どんな場合でも正義を貫ける義人のような裁判官になりたい。
「ぎじんのような裁判官」は利害にとらわれず、正義を重んじる裁判官ということなので、ここでは「義人」を使います。
例文2:正義を盾に批判や否定をするだけでは義人であるとはいえない。
「ぎじんであるとはいえない」は利害にとらわれず、正義を重んじる人とはいえないということなので、ここでは「義人」を使います。
「擬人」の例文
例文1:日本語の技法として擬人法がある。
「ぎじん法」は人でないものを人に見立てる方法なので、ここでは「擬人」を使います。
例文2:ミッキーマウスは擬人化されているのでネズミなのに服を着ている。
「ぎじん化」は人でないものを人に見立てることなので、ここでは「擬人」を使います。
論文・小論文で「義人」と「擬人」を使い分ける視点
「ぎじん」は「義人」「擬人」がありますが、「義人」は正義を重んじる人、「擬人」は人に見立てることを意味します。論文・小論文では理解してかけるようにしておきましょう。