「くま」は「熊」「隈」がありますが、それぞれで意味は異なります。論文・小論文では漢字と意味を合わせて覚えておきましょう。ここでは「熊」「隈」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「熊」と「隈」の違い
熊(くま)
意味:動物のクマ。
隈(くま)
意味:物の隅。
「隈」はその他にも濃い色と薄い色とが接する所を言い、特に、疲れて目のまわりが黒ずんだものをそう呼びます。
目のくまは隈が正しい
「目のくま」は疲れて目の周りが黒ずんだものなので、ここでは「隈」が正解です。
「熊」の例文
例文1:熊は冬に冬眠をするので、それまでにたくさんエサを食べる。
「くまは冬眠する」は動物のクマが冬眠することなので、「熊」を使います。
例文2:動物園にいる熊はいつもお尻をこっちに向けて寝ている。
「くまが寝ている」は動物のクマが寝ていることなので、「熊」を使います。
「隈」の例文
例文1:徹夜をしたせいで目に隈ができてしまった。
「目にくまができる」は疲れて目の周りが黒ずんだものなので、ここでは「隈」を使います。
例文2:隈なく探したけれど、落としたカギは見つからなかった。
「くまなく探す」は隅まで探すということなので、ここでは「隈」を使います。
論文・小論文で「熊」と「隈」を使い分ける視点
「くま」は「熊」「隈」がありますが、それぞれの意味は異なります。「熊」は動物のクマ、「隈」は目の周りの黒ずみや物の隅を意味します。論文・小論文で使う時は漢字とともに覚えておきましょう。