「いちがん」は「一眼」「一丸」の漢字がありますが、それぞれの意味はまったく違います。論文・小論文ではそれぞれの意味を把握して適切に使えるようにしていきましょう。ここでは「一眼」「一丸」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「一眼」と「一丸」の違い
一眼(いちがん)
意味:レンズの一種。
一丸(いちがん)
意味:ひとつのかたまりのようになるさま。
いちがんとなってがんばるは一丸が正しい
「いちがんとなってがんばる」はひとつのかたまりのようになってがんばることを言うので、ここでは「一丸」が正解です。
「一眼」の例文
例文1:彼の写真はどうやら一眼レンズを使った作品ばかりのようだ。
「いちがんレンズ」はレンズの一種なので、ここでは「一眼」を使います。
例文2:一眼レフはスマホの写真と比べて簡単に綺麗に撮れる。
「いちがんレフ」はレンズの一種なので、ここでは「一眼」を使います。
「一丸」の例文
例文1:今度のイベントは社員一丸になって頑張っていきたい。
「社員いちがん」は社員がひとつのかたまりのようになるということなので、ここでは「一丸」を使います。
例文2:部員一丸になって優勝を狙う。
「部員いちがん」は部員がひとつのかたまりのようになるということなので、ここでは「一丸」を使います。
論文・小論文で「一眼」と「一丸」を使い分ける視点
「いちがん」は「一眼」「一丸」がありますが、「一眼」はレンズの種類、「一丸」はひとかたまりになることを言います。論文・小論文では、それぞれの意味をきちんと把握した上で書けるようにしていきましょう。