「いちじょ」は「一助」「一女」の2つの漢字がありますが、それぞれの意味はまったく違います。論文・小論文では、それぞれの意味をきちんと理解して文中で使えるようにしましょう。ここでは「一助」「一女」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「一助」と「一女」の違い
一助(いちじょ)
意味:何かのたすけ。何かのたし。
一女(いちじょ)
意味:一人の娘もしくは長女。
いちじょとなれば幸いは一助が正しい
「いちじょとなれば幸い」は何かの助けになれば幸いという意味なので、ここでは「一助」が正解です。
「一助」の例文
例文1:お送りしました資料が、システム開発の一助となれば幸いです。
「いちじょとなれば幸い」は何かのたすけになれば幸いという意味なので、ここでは「一助」を使います。
例文2:新製品告知の一助を担うため新しいCMを企画しました。
「いちじょを担う」は何かのたすけを担うという意味なので、ここでは「一助」を使います。
「一女」の例文
例文1:結婚したら一男一女のママになることが夢です。
「一男いちじょ」は一人の息子、一人の娘のことなので、ここでは「一女」を使います。
例文2:新しい配偶者との間に一女をもうけた。
「いちじょをもうけた」は一人の娘をもうけたということなので、ここでは「一女」を使います。
論文・小論文で「一助」と「一女」を使い分ける視点
「いちじょ」は「一助」「一女」の漢字がありますが、「一助」は何かのたすけ、「一女」一人の娘と意味がまったく違います。論文・小論文ではそれぞれをきちんと使えるよう、整理した後覚えておきましょう。