わずかいちじゅんにして 「一巡」「一旬」正しい漢字はどっち?

「いちじゅん」は「一巡」「一旬」がありますが、意味は全く違います。論文・小論文で間違えて使うと伝えたいことがまったくわからなくなるため、論文・小論文はきちんと理解した上で正しく使えるようにしましょう。ここでは「一巡」「一旬」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「一巡」と「一旬」の違い

一巡(いちじゅん)
意味:ひとめぐり、ひとまわりすること。
一旬(いちじゅん)
意味:10日間のこと。

わずかいちじゅんにしては一旬が正しい

「わずかいちじゅんにして」はわずか10日ばかりにしてという意味なので、ここでは「一旬」が正解です。

「一巡」の例文

例文1:需要が一巡したので売り上げが落ちていった。

「需要がいちじゅんした」は需要がひとめぐりしたということなので、ここでは「一巡」を使います。

例文2:NYダウは今週中に調整一巡するだろうとの見方が広がっている。

「調整いちじゅん」は調整がひとまわりしたということなので、ここでは「一巡」を使います。

「一旬」の例文

例文1:わずか一旬のうちに米屋の倉庫から米俵が1つもなくなる事態となった。

「一旬のうちに」は10日間のうちにということなので、ここでは「一旬」を使います。

例文2:彼女の髪はわずか一旬にして黒髪から白髪へと変貌した。

「一旬にして」は10日間にしてということなので、ここでは「一旬」を使います。

論文・小論文で「一巡」と「一旬」を使い分ける視点

「いちじゅん」は「一巡」「一旬」の同音異義語がありますが、それぞれの意味は全く違います。「一巡」はひとめぐり、「一旬」は10日間です。違いを理解した上で、論文・小論文では間違えることなく使えるようにしておきましょう。

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