「かた」は「肩」「片」がありますが、それぞれ意味は異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味を使い分けられるようにしましょう。ここでは「肩」「片」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「肩」と「片」の違い
肩(かた)
意味:身体の部位の一つ。胴体と腕をつなげているところ。
片(かた)
意味:二つそろったものの一方。
「片」はその他に完全な形に対しては欠けていることを意味することもあります。
「肩」の例文
例文1:飼っている鳥がよく懐いていて肩にのってくる。
「かたにのる」は体の部位のカタにのることなので、ここでは「肩」を使います。
例文2:肩こりがひどいときは湿布薬がよく効く。
「かたこり」は体の部位のカタがこっていることなので、ここでは「肩」を使います。
「片」の例文
例文1:双子の兄弟で同じようにスポーツをやっても、片やプロ、片やアマチュアで、同じ練習メニューでも明らかに差が出ることも少なくない。
「かたやプロ、かたやアマチュア」は二つそろったものの一方はプロ、一方はアマチュアということなので、ここでは「片や」を使います。
例文2:病気の治療において、片や素人の民間療法、片や専門家の最新療法なら、誰もが専門家の治療に期待を寄せるはずだろう。
「かたや素人の民間療法、かたや専門家の最新治療」は二つそろったものの一方は素人の民間療法、一方は専門家の最新治療ということなので、ここでは「片や」を使います。
論文・小論文で「肩」と「片」を使い分ける視点
「かた」は「肩」「片」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文では「肩」は体の一部、「片」は片方のことと覚えておきましょう。