「こうかん」は「交換」「交感」「好感」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味に気を付けて覚えておきましょう。ここでは「交換」「交感」「好感」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「交換」「交感」「好感」の違い
交換(こうかん)
意味:取り替えること。入れ替えること。
「交換」は互いに引き替えることを意味します。
交感(こうかん)
意味:互いに感じ合ったり、心が通じ合ったりすること。
好感(こうかん)
意味:よい感情。
「好感」は好ましいと思う気持ちを言います。
こうかんが持てるは「好感」が正しい
「こうかんが持てる」はよい感情が持てるということなので、ここでは「好感」が正解です。
「交換」の例文
例文1:定期的にトイレットペーパーを交換する。
「トイレットペーパーをこうかんする」はトイレットペーパーを取り換えることなので、ここでは「交換」を使います。
例文2:クリスマスパーティーではプレゼント交換が行われる。
「プレゼントこうかん」はプレゼントを取り換えることなので、ここでは「交換」を使います。
「交感」の例文
例文1:彼は霊との交感ができるようで、いつも不思議な雰囲気が漂っている。
「霊とのこうかん」は霊と互いに感じ合ったり、心が通じ合ったりすることなので、ここでは「交感」を使います。
例文2:交感神経は興奮の刺激を全身のさまざまな器官に伝える神経です。
「こうかん神経」は感じたり、心に通じたりする神経のことなので、ここでは「交感」を使います。
「好感」の例文
例文1:彼はとても好感の持てる人物だ。
「こうかんが持てる」はよい感情が持てるということなので、ここでは「好感」を使います。
例文2:彼女の話しぶりは明るくて好感を抱いた。
「こうかんを抱く」はよい感情を抱くということなので、ここでは「好感」を使います。
論文・小論文で「交換」「交感」「好感」を使い分ける視点
「こうかん」は「交換」「交感」「好感」がありますが、それぞれの意味は異なります。「交換」は取り換えること、「交感」互いに通じ合うこと、「好感」はよい感情のことを意味するので、論文・小論文ではそれぞれの意味を理解して文中で使えるようにしておきましょう。