誤解をとく 「解く」「説く」のどっちが正しい?

「とく」という漢字は「解く」「説く」と同じ読みの漢字がありますが、使い方はそれぞれ違います。論文・小論文を書く上で区別して使えるようにしましょう。ここでは、「解く」「説く」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「解く」と「説く」の違い

解く(とく)
意味:自ら何らかの行動を起こして、取り除く、ほどく・ほぐす、答えを出すこと。
「解く」は広い意味を持つ漢字で、「魔法を解く」など影響を取り除くこと、「結び目を解く」などひとつになっているものを分けて離すこと、「交通規制を解く」など解放すること、「難問を解く」など答えを出すことなどを意味します。
説く(とく)
意味:ときあかすこと。教えること。
「説く」は、「必要性を説く」など難しい物事を人に対して詳しく話して聞かせることを言います。「教えを説く」など物事の道理や筋道を他人にさとすという意味で使われます。

誤解をとくは解くが正しい

「誤解をとく」は誤解を取り除くという意味から「解く」を使います。

「解く」の例文

例文1:深呼吸をしたら、緊張が解けてリラックスできた。

「緊張をとく」は緊張をほぐすことなので「解く」を使います。

例文2:難しい問題だったが時間をかけたらなんとか解くことができた。

「問題をとく」は問題の解答が見つかるということなので「解く」を使います。

「説く」の例文

例文1:僧侶が檀家に仏の道を説く。

「仏の道をとく」は、難しい仏の道を人に対して詳しく話して聞かせることなので「説く」を使います。

例文2:上司が部下に仕事に際しての心得を説く。

「心得をとく」は、具体的に仕事をする際どうすればいいのかということを部下に対して詳しく話して聞かせることなので「説く」を使います。

論文・小論文で「解く」と「説く」を使い分ける視点

「解く」は「解放」「解凍」「解散」など「ほどく、ほぐす」、「解答」など「答えを出す」こと、「説く」は「説明」「説法」など「話して聞かせること、説明すること」と覚えておきましょう。意味が把握できれば、間違いにくい言葉ともいえるので、論文・小論文では、確実に書ける漢字としてしっかり覚えておきましょう。

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