「えんせん」は「沿線」「厭戦」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではきちんと意味を理解した上で使えるようにしておきましょう。ここでは「沿線」「厭戦」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「沿線」と「厭戦」の違い
沿線(えんせん)
意味:鉄道の線路や幹線道路に沿った地域。
厭戦(えんせん)
意味:戦争をするのをいやに思うこと。戦争を嫌うこと。
えんせん気分が高まるは厭戦が正しい
「えんせん気分が高まる」は戦争を嫌う気分が高まることなので、ここでは「厭戦」が正解です。
「沿線」の例文
例文1:JRの沿線は住みやすいので不動産の価格も高い。
「JRのえんせん」はJRの鉄道の線路や幹線道路に沿った所・地域を意味するので、ここでは「沿線」を使います。
例文2:鉄道事故があると、沿線の住民はいつも不安にかられる。
「えんせんの住民」は鉄道の線路に沿った地域に住む人を意味するので、ここでは「沿線」を使います。
「厭戦」の例文
例文1:彼は厭戦思想の持ち主でもある。
「えんせん思想」は戦争を嫌う思想のことなので、ここでは「厭戦」を使います。
例文2:戦争で大事な家族を亡くしたから厭戦感情を抱いている。
「えんせん感情」は戦争を嫌う感情のことなので、ここでは「厭戦」を使います。
論文・小論文で「沿線」と「厭戦」を使い分ける視点
「えんせん」は「沿線」と「厭戦」がありますが、それぞれの意味は異なります。「沿線」は鉄道沿いのこと、「厭戦」は戦争を嫌うことです。論文・小論文ではそれぞれの意味に気を付けて使い分けるようにしましょう。