「雨降って地固まる」の意味と例文

「雨降って地固まる」は日常によく使われることわざです。ですが、実際にはどういうシーンで使うのでしょうか。ここでは「雨降って地固まる」の意味や例文を紹介していきます。

「雨降って地固まる」の読み方

読み方:あめふってじかたまる
「雨」はケンカや災難などの悪い状態を指し、「地」はその後の状態を指します。「雨降って地固まる」はこの形で一つのことわざになっているので、それ以外のバリエーションはありません。類語に「雨の後は上天気」などがあります。

「雨降って地固まる」の意味

意味:悪いことがあって、かえって物事が落ち着くこと
「雨降って地固まる」は雨が降ると土は一旦はぬかるんだ緩い状態になりますが、一度晴れたら土の中の水分が蒸発して、かえって前よりも締まりよくなるということが由来だと言われています。「雨降って地固まる」は当事者2人の間で最終的に物事が落ち着いたときに使われる言葉で、誰かの介入があって物事が落ち着くことには使えません。

「雨降って地固まる」の例文

例文1:ライバルだった同僚と大喧嘩をしてしまったが、雨降って地固まるでそれからはなんでも話し合える仲になった。
例文2:事務所が火事になって大半の書類が燃えてしまったが、雨降って地固まるでかえって過去にとらわれない業務の推進ができそうだ。
例文3:雨降って地固まると言うように、いがみ合っていた2人もいつしか信頼の絆を結んでいたようだ。
例文4:恋人とはじめての喧嘩をしてしまったが、その後はさらにお互いを好きになれたので、これこそ雨降って地固まると言えるだろう。
例文5:雨降って地固まると言うように、反目していてもそのうちチームは1つにまとまるだろう

「雨降って地固まる」をうまく用いる

「雨降って地固まる」は日常でよく使われることわざです。プラスに転じる意味なので使いやすい言葉でもあります。論文・小論文でも積極的に使って、語彙力アップを目指しましょう。

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