「息を殺す」の意味 「息を殺して」「息を殺していた」 などの例文

「息を殺す」は日常によく使われる慣用句です。「息を殺して」「息を殺していた」 など表現のバリエーションも豊かです。それでは「息を殺す」をどのように使ったらいいのでしょうか。ここでは「息を殺す」の意味と例文を紹介していきます。

「息を殺す」の読み方

読み方:いきをころす
「息を殺す」は「息を殺す」結果どうなったということを表現することが多いため、「息を殺して」「息を殺していた」などのバリエーションがあります。ですが、「息を殺す」という形でひとつの慣用句となっているため、「息が殺される」など大きく変化させて使うことはできません。「息を殺す」は類語に「息を凝らす」「息を詰める」などがあります。似たような慣用句に「声を殺す」がありますが、これは他人に聞こえないように小声で話すことを意味するので、混同しないようにしましょう。

「息を殺す」の意味

意味:息を静かにし気配を消すこと
「息を殺す」は、息をしないという意味ではないので気を付けましょう。動物が敵を前に緊張をすると動機が速まり呼吸が速くなることで息遣いが荒くなります。しかし、息遣いが荒くなると敵に見つかって捕食されてしまいます。そこで、緊張状態で息が荒くなっても敵に見つかっては困るという場合、自然と呼吸音を抑えることになります。これが「息を殺す」の由来となっていると言われています。

「息を殺す」の例文

例文1:降り立った敵地には、思わず息を殺すような緊迫した展開が待っていた。
例文2:気づくと敵が迫っていたので、思わず息を殺すと同時に物陰へと移動した。

「息を殺して」の例文

例文1:熊が家の中に入ってきたので机の下で息を殺していると気づかず出て行った。
例文2:室内に人がいるようだったので、物陰に潜んで息を殺して様子を見た。

「息を殺していた」の例文

例文1:学校に忍び込んだところ、ちょうど警備員が見回りにやってきたので、扉の向こうで息を殺していた。
例文2:わからないように息を殺していたのに、足跡が残っていたせいで見つかってしまった。

「息を殺す」をうまく用いる

「息を殺す」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でもうまく使って、臨場感あふれる文章が書けるようにしていきましょう。

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