「食うか食われるか」の意味と例文

「食うか食われるか」は日常でもよく使われる慣用句です。抜き差しならないひっ迫した状況で使われそうな言葉ですが、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「食うか食われるか」の意味と例文を紹介していきます。

「食うか食われるか」の読み方

読み方:くうかくわれるか
「食うか食われるか」の「食う」は「たべる」ではなく「くう」と読みます。また「食われるか」も「たべられる」ではなく「くわれる」と読みます。「食うか食われるか」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「食うか食われるか」の意味

意味:相手を倒すかこちらが倒されるかという命がけで争うことのたとえ
「食うか食われるか」の由来は、生き物の食物連鎖と弱肉強食につながっていると言われています。生き物の世界では争って勝ったものは負けたものを食べることもありますよね。「食うか食われるか」という慣用句には負けたら後戻りはできないという意味が込められています。

「食うか食われるか」の例文

例文1:ニューススクープを狙っている記者たちは、食うか食われるかの競争で必死になっている。
例文2:この戦いは食うか食われるかの真剣勝負だ。
例文3:食うか食われるかの世界ではちょっとの油断でも命取りになる。
例文4:受験生たちは食うか食われるかの熾烈な競争を強いられる
例文5:ビジネスの世界は食うか食われるかで、いつも新しいものを考えていないとすぐ陳腐化して商売として成り立たなくなる。

「食うか食われるか」をうまく用いる

「食うか食われるか」は辛辣な競争状況を表すことができる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。