「艱難辛苦」の意味と例文

「艱難辛苦」は最近ではあまり使われない四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「艱難辛苦」の意味と例文を紹介していきます。

「艱難辛苦」の読み方

読み方:かんなんしんく
「艱難辛苦」は常用外漢字の「艱」の字を使います。「艱難辛苦」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「四苦八苦」「粒粒辛苦」などがあります。

「艱難辛苦」の意味

意味:ひどく苦しんだり非常に苦労すること
「艱難辛苦」は「艱難」は苦しみや悩みを意味し、「辛苦」は辛さと辛さから転じて、辛く苦しいことを意味します。2つとも苦しみを表す表現で、同じ意味の言葉を2回重ねることで言葉の意味を強調しています。

「艱難辛苦」の例文

例文1:彼は艱難辛苦を経て今の位置にいる努力家だ。
例文2:彼とは軍隊で共に艱難辛苦を経験した仲です。
例文3:艱難辛苦を乗り越えてやり遂げるくらいのガッツが欲しい。
例文4:のほほんと生きるより艱難辛苦を経験したほうが自分自身が成長する。
例文5:艱難辛苦の昔があったからこそ、今の自分がある。

「艱難辛苦」をうまく用いる

「艱難辛苦」は日常ではあまり使われ亡くなった四字熟語ですが、文の中に取り入れると表現力がアップするので、論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。