「孤立無援」の意味と例文 「孤立無縁」は間違いなので注意!

あなたは「孤立無援」を経験したことはありますか?「孤立無援」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「孤立無援」の意味と例文を紹介していきます。

「孤立無援」の読み方

読み方:こりつむえん
「孤立無援」の「孤立」は「こりつ」と読みます。また「無援」は「ぶえん」ではなく「むえん」と読みます。また、漢字は「無縁」ではなく「無援」と書きます。「孤立無援」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「四面楚歌」などがあります。

「孤立無援」の意味

意味:一人ぼっちで仲間や援助してくれる者がいないこと
「孤立無援」は『後漢書・斑超伝』が由来だと言われています。漢が疏勒国を守っているとき、疏勒国が尉頭国に寝返ったため、後漢の軍人斑超が反逆者を斬り捨て尉頭国を撃退し疏勒国を取り戻しました。それは斑超が仲間や援助してくれる者がいない状況での出来事だったので、その状況を「孤立無援」と言われるようになったと言います。

「孤立無援」の例文

例文1:社内は世代が違う人ばかりで、気づくと私は孤立無援になってしまっていた。
例文2:知らない土地で孤立無援な状況から農業を始めます。
例文3:一人で上京してきて孤立無援の中、苦労して財を成した。
例文4:義理人情に欠ければ、孤立無援になるのは時間の問題だ。
例文5:孤立無援だった日々が嘘のように今では仲間もたくさんできた。

「孤立無援」をうまく用いる

「孤立無援」は日常でよく使われる四字熟語です。「孤立無縁」は間違いなので、論文・小論文で書くときにはきちんと「孤立無援」と正しく書くようにしましょう。

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